

イラストが上手くいく時と、上手くいかない時の差が激しい…!

そこそこイラストが描けるようになった時あるあるだね。
きつねちゃんは「アタリ」は取ってるかな?
皆さんはイラストがある程度描けるようになって来た時に、ふと違和感に気づくことはないですか?
描き始めてアタリをとっている段階で
「あれ…?このイラスト微妙かもしれない…」
完成させる前の段階で悟ってしまうことってあると思います…!
そこで今日は、イラストを描く際の設計図とも言える「アタリ」の取り方についてお話していこうと思います。
この記事を読むと、またひとつあなたのイラストの悩みが解決されると思います…!
【イラスト練習】アタリの取り方【構造の基礎】
そもそも、「アタリ」って何?


たぬきー!「アタリ」ってなんだ?アタリハズレのあれか?

「アタリ」は絵のラフよりもさらに下書きの段階のことを言うんだよ。
「アタリ」は簡単に言うとラフを描く前の設計図になるようなものです。
本当にざっくりしたもので、「ラクガキ」のようなものですが、とても大事な要素がいっぱい詰まっています。
🔖イラストの設定・コンセプト。
🔖キャラクターのポーズ、バランス感。
🔖イラストのタッチ・雰囲気。
アタリの段階ではあくまで、「下書きの更に下書き」なのでクオリティは気にしなくても大丈夫です。
※たまにアタリの段階で凄まじく上手な人も居ますが、上手い人は頭の中でこのアタリをイメージできてるのでステップをいくつか飛ばして描いているからです。
描き始めの人は気にしなくて大丈夫です。
この「イラストの設計図」が有ると無いとでは作品の完成のクオリティや速度に大きく差がつくのです。
アタリの取る際に気をつけること!


アタリって何をすれば良いんだ?

「形」を取ることからやってみようね! 先ずはイメージしてみて、雰囲気で描いてみよう!
アタリの一番重要な部分は
「イメージをイラストに反映させること」
イラストを描く時に「〇〇を描く!」と決めた時、必ずちょっとでもイメージがあるはずです。
イラスト作成に取り掛かってすぐに「あれ?微妙かもしれない」って思ってしまうのは、
実際に描き始めたイラストとイメージがかけ離れていってしまうからなのです…!
なので、少しずつでもイメージがあるのであれば、想像しながら描いてみましょう。
実際にアタリを取ってみる!

よし、さっそくアタリを取ってみるぞ!

うん!それじゃあまずは

今回は「クノイチ」を描いてみよう!

見ての通りのざっくりです。
一見するとラクガキにしか見えません。
脳内のイメージを少しでも描きだそうと意識しています。

こんなに荒々しくても良いのか?

うん!大丈夫だよ! 次は太めのペン先に変更してアタリの形をちょっとずつ整えてみようね。

先ほどのざっくりな状態から、すこしだけ見れる感じになって来ましたね。
さっきのラクガキの様な状態の時はポーズくらいしか意識していませんでしたが、
今回の太いペン先で描いた時には、髪型や服装もイメージに反映できています。

これでちょっとは見れるクオリティになったか?

うん、良い感じに仕上がって来てるね!

この段階で、やっと目の形や髪型の細部をイメージしていきます。
先ほどのざっくりしたイメージを明確にしていく段階なので、好きな部分や描きたい部分に力を入れて描いてみましょう!
描いてて楽しい段階なので、気持ちを上手く乗せて描いて行きましょうね。
この段階で「アタリ」→「ラフ」にレベルアップしましたよ!

あとは細かく微調整してと…!

やったね!無事にラフ完成だよ!

無事にクノイチらしく描けましたね!
これで「ラフ」も完成です。
まとめ

🔖いきなり上手く描こうとしない!
🔖設定・コンセプトのイメージをよく練る。
🔖「ざっくりとしたイメージ」→「イメージを明確にする」の順序を意識する。

ラフに入る前にアタリを取るって、すごく大事なことだったんだなぁ

ラフとアタリって区別しにくいから、初心者の人はどちらかが抜け落ちちゃうことが多いんだよ!
「アタリ」はイラストのざっくりとした設計図。
「ラフ」はイラストの細部も書き込んだ清書前の状態。
この違いを意識するだけで、絵を描く順番に迷うことは無くなりますよ!
皆さんも、絵を描いてる時に上手くいかないなぁと感じた時は「アタリ」から取ってみましょうね!
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